外壁・玄関まわりリフォームの施工の流れを、実際の施工事例を使ってご紹介させていただきます。

【1】岩手宮城内陸地震で壁に亀裂が入り、いままさに剥がれ落ちようとしている状況。

【2】【1】の写真を少し大きく撮った状況です。今にもこちらに倒れてきそうな雰囲気です。

【1】金属のL型工具で少し力を加えただけで、簡単に取れてしまいました。

【2】外壁の表面だけではなく、その下地まで壊れ、中の木の下地まで見えています。

【3】今回の工事は、上にある壁を残した状態で高速カッターで一体になっていた壁を離しました。

【4】壁の最も大事な木の下地は、壊れているところがなく良い状態でした。

【5】上にある壁との段違いを最小限にするために、横板を剥がし木の下地をタイル下地にあうように入れ直しました。

【6】水は通さないが、湿気(水蒸気)は通す性質をもつ透湿防水シートをタイル下地の下に貼りました。

【7】透湿防水シートの上には、表裏面に耐アルカリ性ガラス繊維ネットを埋め込んで補強したセメント系ボードの無機質系材料を使用し、専用ビスで固定しました。

【8】上の壁との取り合いにセメントボードの上から木で縁をとりタイルが際立つように工夫をしました。

【9】目地からの亀裂防止のために、セメントボードどうしの取り合いには、耐アルカリ性ガラス繊維メッシュテープを貼りました。

【10】木で縁をとった部分と長年Aさま邸の顔としてきた木の塗装部分に「お色直し」と称し、塗装をして仕上げました。

【1】Aさま邸には細いボーダータイルを採用しました。タイルを張る前に塗る下塗りとタイル目地兼用で黒色のエポキシ系接着剤を使用しました。

【2】タイルの仕上がりもよく、タイルの色合いも建物の周りに調和が取れていて新しくタイルを張った感じがしません。これからのAさま邸の新しい玄関の顔として末永く見せていて欲しいと思います。

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